Ocean Life 「クマノミ繁殖記5」


冬で寒くて外行けないし、行きたくないし、
稚魚の世話で外泊もできないので、
ここしばらく「クマノミ繁殖記」をお送りします。
チラシの裏的備忘録です。


【5 : 稚魚の餌】

クマノミの育成で一番大変なのが、
この「餌」だと言っても過言ではありません。
1〜2mmしかない小さな稚魚に、
生後5日目あたりまではシオツボワムシ、
それ以降はブラインシュリンプという、
生きたプランクトンを与えなくてはなりません。

【シオツボワムシ】
160304a.jpg

大きさ50μm(ミクロン)ということですが、
砂つぶよりさらに小さく、ほとんど見えません。
まずは、これを培養して増やすところから始まります。

が、栄養ある餌を稚魚に与えないと育たないので、
海洋性クロレラ(植物プランクトン)を与えて、
ワムシ自体も栄養強化しなくてはなりません。
つまり、餌も育てなくてはならないのです。

生まれたての稚魚は目がよく見えないらしいので、
この点よりも小さいワムシを、
水槽内で5mm間隔以内の密度になるよう、
プランクトンネットで濾して、日に2回与えます。

【ブラインシュリンプ】
160304b.jpeg

生後5日が経ったら、もう少し大きいプランクトン、
ブラインシュリンプ(昔のシーモンキー)に移行します。

160304c.jpg
(生後24時間以内、最初の脱皮前に与えます)

こちらは乾燥卵から孵すところから始まります。
水道水1ℓに20gのマリンソルト。
28℃に保ち、エアレーション(ぶくぶく)をかけます。
卵の量は飼育量にもよりますが、
およそ10匹の稚魚で耳かき2〜3杯ぐらい。
ウチは「皿式」にしたので、ブクブクは省略。

160304d.jpg
(浅いお皿なら大気圧で酸素が少し溶け込むそう)

発泡スチロールに真水を張り、ヒーターを設置。
ステンレストレイに2cmくらいの海水。
これを毎日設置します。

厄介なのは硬い卵の殻で、
孵化したあとの抜け殻は水面に浮かび、
孵化しなかった卵は底に沈むそうです。
よって苺のパックで下のような分離器を作成。

160304f.jpg
(卵は上下に溜まり、エビだけスリットから出て行く)

これを寝る前(23時くらい)にセットすると、
翌日の昼〜夕方ごろに孵化。
孵化してから8時間はクロレラをたべないらしいので、
夕食後(20〜22時)に光で集めて、スポイトで採取。
ここでPETボトルにクロレラ入れて(100ccに5滴)、
ブクブクしながら翌朝まで栄養強化。
またプランクトンネットで濾して日に2回与えます。
以上を乾燥餌を食べるようになるまで、
ひと月以上繰り返し……。

160304e.jpg
(PETボトルも稚魚水槽の横で保温)

……ふう。
読むだけでも、お疲れになったでしょう。
ウチは流石にシオツボワムシの培養までは手がまわらず、
日海センターのワムシパックに頼りました。

「クマノミの繁殖は、稚魚よりも餌の繁殖になる」
とはよく言ったものです。
これだから、なかなか繁殖に踏み切れなかったんです。
これだから外に出かけられなくなるんです。
あーあー、早くどっか行きたーい!!




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コメント

スゲ〜深いですなぁ

Baby's のエサを育てるの⁈
また小さい細かいだけに大変だわ。そりゃあ。
自然界で、それが普通に行われているんだもんね。オトナになったNimoが貴重なワケだよ。
海って神秘の世界だね。まじ。
RocknRollerは、真似できないわ。

わぁ!

このメンド臭い記事をお読みになったんですか?
元から魚に興味ある人ならともかく、
Rock'n'Rollerが読むような記事じゃないですね。

PunkRockerも基本ズボラなので、
ブラインシュリンプの卵も設置しないで、
寝落ちしてしまう夜がしょっちゅうです。

昼間の世話もmikaに頼りまくりなんですが、
クマノミ赤ちゃんが思いのほか可愛いらしーです。

友達だもん。

記事?読むさぁ。友達だもん。めんどくさいコト書いてるわって思いながら読むさぁ。(笑)

確かに

めんど臭いこと書いてますよね。
実際、そのめんど臭いこと、やってもいますし。
でも、遊びはめんど臭い方が面白いんですよね。

わざわざ外でご飯つくったり、寝たりとかね。

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